世界中でコロナウイルスが脅威的なスピードで爆発感染しています。
日本でも2020年に予定されていたオリンピックが来年の2021年の7月に延期となったり、志村けんさんが亡くなったり、その他にも経済に大きな影響を及ぼしていますが、私が住んでいるアメリカのロサンゼルスでもコロナウイルスによる被害は大きく、感染者が増加したことから自粛活動・自宅待機の命令が出され、職を失う人々も数多く、経済の低迷に陥っています。
スーパーには行列ができ、その行列は道を挟んだ向こう側までに至ります。ここまで行列が続くのも、地面に6フィート毎に線がひかれ、他人との接触を避けるためにもその線を超えてはいけないのです。まるでどこかで見た映画の様な世界です。
コロナウイルスは、「若い人は掛からない」とか、「若い人がかかっても死なない」とか、「病気を持っていないから大丈夫だ」などと安易に考えられてしまうことも多い様ですが、若い人、そして妊婦や赤ちゃんの悲惨なコロナウイルスによる死亡も報告されていますので、ここではそんな若い人や出産による死亡例をシェアさせていただきたいと思います。
若い人でもコロナになる!遺体と共に残された幼い息子
コロナウイルスは、病院でマンモグラム技師として働いていた42歳のアメリカジョージア州の女性の命も奪っています。
42歳というまだ若い年齢だというのに、コロナウイルスにより身体を蝕まれてしまったのかと思うととても残念です。
その女性の遺体は彼女の家の中で発見されました。
衝撃的なことに、遺体とともに見つかったのは、4歳または5歳と思われる彼女の幼い息子でした。
彼女の息子は、彼女の体とともに家の中で生きているのが見つかりました。彼女の子供が感染しているかどうかは不明ですが、遺体は死後12〜16時間前に経過したとされていて、死後の実験室検査では、彼女がコロナウイルスの検査に対して陽性であることが確認されました。
母親の遺体と共に残されていた幼い息子さんを思うと、胸が痛く張り裂ける思いです。
妊婦のコロナウイルス感染 赤ちゃん共に死亡
次にご紹介する女性は、スペインのガリシア地域でのコロナウイルスによる最年少の犠牲者です。
女性は妊娠中でしたが、コロナウイルスに感染していると診断された女性は、自宅で高熱により隔離され、陣痛が始まったときに病院へ行きました。
医師は、帝王切開にて赤ちゃんを取り上げることにしましたが、残念なことに女性と彼女の赤ちゃんは、帝王切開中に死亡しました。
スペインの地方紙La Voz de Galiciaは、女性の親族が健康上には深刻な問題はなかったと主張しており、彼女がコロナウイルスの検査で陽性であったこと、そして帝王切開から約30分後に死亡したと伝えられており、ご家族の表現しきれない気持ちを考えると、無念でなりません。
この女性は、たった37歳でした。まだまだ若い女性だけではなく、赤ちゃんの命さえも奪ったコロナウイルスは本当に憎いです。
若い人でもコロナで死亡しています
若いからといって、病気を持っていないからといってコロナウイルスを油断しないでください。アメリカで報告されている年齢別の感染者は、18歳から40歳の感染が42パーセントで、これは40歳〜65歳までの感染が39パーセントに対して大きい数字なのです。
ご紹介させていただいたケースの様に、妊娠中の女性や出産を控えている女性にも注意が必要です。また現在妊娠を望んでいらっしゃる方は、念のために一年先送りにするなど、危険を免れることのできる方法があるのであれば、念には念を入れていただきたいと思います。
ロサンゼルスやフロリダでも、自宅待機命令が出された後でも若者がビーチにいって集まっていたという報道がされましたが、彼らは後ほど全員がコロナウイルスの検査で陽性の判定をされています。
日本ではどうでしょうか?まだまだ若者がコロナウイルスの感染を広めないために自粛活動をしている様子が乏しいかと思います。
自分が掛からないから良いのではなく、自分の行動のせいで周りにいる人を死に追いやってしまうかもしれないという事を、改めて考えていただきたい気持ちです。
若い人の中には自覚症状がでない場合、普通の風邪のような気持ちで過ごしてしまっている場合もあります。そんな状態で外に出る事で、急速なペースでコロナウイルスが拡散しまっている事を心に留めておきたいですね。
コロナウイルスが一日でも早く無くなり、多くの方々が救われ、被害が最小限にとどまりますことを心より願っております。読んでくださいましてありがとうございました。