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アメリカ♡チップを払わないは有り?ウエイトレスは高給取り?実体験で解説

アメリカ チップ 払わない 

皆さんこんにちは♪ロサンゼルス在住のシージのブログにようこそ!

「アメリカでチップを払わない?!」それってアリなの?

私自身アメリカには5年在住していますので、チップを支払う習慣にも慣れてきました。

ですが、日本に行くと、レストランでは丁寧に接客を受け、美容院などではマッサージなども無料でサービスしてもらえる。そんな素晴らしいホスピタリティーがありながらも、チップの習慣がないだなんて、何だか可哀想になります。

日本のホスピタリティーは、海外から見ても評価の高い素晴らしいものですね。

逆にアメリカで生活をしていると、少しでも優しくされたり、丁寧な接客を受けると「どうせチップ目当てでしょう」と思ってしまいます。

アメリカに旅行にいらした多くの方々は、「チップは義務なのか?」「チップを払わないとどうなるのか?」と疑問に思うことかと思います。

例えばアメリカにきて、タクシーなどの交通費に5万円、レストランに5万円で10万円を費やすとすれば、単純に計算をして、その20パーセントの2万円は、チップ分としてを余計に支払わなければいけないという計算になります。

できれば、余計なお金はかけずに楽しみたいですよね。

そんなことで今回は、「アメリカでチップを払わない事はどうなのか?」「アメリカでチップを払わないとどうなるのか?」という事に関して、実体験も含めてお話していきたいと思います。

アメリカでチップを払わない OK? NG?

そもそもチップは何の為なの?

アメリカ チップ 払わない

レストランなどでのチップは、元々ウエイトレスやウエイターが最低賃金で働いていた為に、お客さんからのチップである程度の収入にしていたとされています。

アメリカでは、最低賃金は州や都市によって異なります。例えば、1時間の最低賃金が10ドルに満たない州もあれば、ロサンゼルスでは約15ドルの最低時給です。

ひと昔前までは、レストランなどのウエイター・ウエイトレスの最低賃金が、3ドルも満たない時代があり、そんな時に助け合いの精神からチップを渡すのが習慣化し、当たり前のようになりました。そういう事ならば、少しでも自分の為に労働してくれたウエイトレスを敬い、チップを渡したいと理解できますが、今ではウエイトレスも立派に良いお金をもらっていますので、チップを重ねれば一晩で数万円以上、週末で数十万稼ぐという人もいます。

実際に私の友人がそうです。彼女は、高級日本食レストランで働いていますので、チップだけでも月に10万円以上になると言っていました。

もちろん、高級レストランのウエイトレスは、メニューの値段もいいので、1時間で数十ドル〜何百ドルも稼ぐ事が可能です。

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この様に時代が変わってくると、「チップをする必要があるのか?」という疑問が出てきます。

終いには、ウエイターやウエイトレスだけではなく、シェフにもチップをすべきだという様な声も出てきたり、チップ自体を廃止するべきだという訴えもある様です。

そもそもチップは、助け合いの精神で、最低賃金で働いてくれているスタッフのために、「ありがとう」という意味を込めて支払うものですので、チップを強制されるのは、また少し違う気がしますね。

アメリカでチップを払わない 実体験

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私は、アメリカのロサンゼルス在住ですが、チップを払わなかった経験も何度かあります。

私がアメリカでチップを払わなかったのは以下の場合でした。

  1. 定員の態度が悪く、終始愛想がなかった。聞いた事に対して、面倒臭そうな態度をとった。
  2. 何度も同じものを注文しても結局最後まで来なかった。

だいたいこのくらいです。

例えば、料理が違うものが届いた場合、料理が美味しくなかった場合、料理に髪の毛が入っていた場合など、それはウエイトレスだけの責任ではなく、作った側にも責任があることなので、チップを全くしないのは違うかと思います。

そして、ほとんどの場合、料理に問題がある際には、ウエイトレスが全力で間違いを直そうとしてくれます。例えば、お題を無料にしてくれたり、デザートをサービスしてくれたり、できることをしてくれるウエイトレスが多いので、チップを全くしないのは可哀想な気がします。

ですが、チップを払わなかった時に、一度だけこんな事がありました!

何と、クレジットカードの明細をチェックすると、チップ分30ドルが勝手に引き落とされていたのです!!

以前に書いた記事でも説明をしましたが、アメリカではクレジットカードでチップの支払いができますが、支払いの際にレシートのTIP欄を空欄にしておいたりすると、店員に勝手に金額を入れられ、その分が請求されてしまう事態になる場合があります。

ですので、チップを渡さない場合は、レシートのTIP欄には必ず傍線を引っ張るかして、合計金額まできちんと記入をし、後から偽造をされない様にしましょう。

それにしても30ドルのチップは、食べた物に対して割に合わない金額でした。

すぐにレストランに電話をし、訂正してもらい、お詫びとして$30分のギフトカードをもらいました。恐らく、チップを入力したウエイトレスは解雇になったことかと思います。

アメリカでチップを払わないのはNG?払わないとどうなるの?

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チップは決して義務ではありませんし、プレッシャーを感じて支払う様なものでもないと思うのです。

先ほども述べた様に、州や都市によってはウエイトレスはとても良いお金を作っています。ひと昔前の様にチップをもらわなかったからといって生活ができなくなる訳ではありません。

もちろん少しでも気持ちがあるのであれば、推奨されている15〜20パーセントのチップは払ったほうが無難かと思います。

チップを払わなかったからといって、店員が怒りに来る訳ではありませんが、稀に「何かが不満でしたか?」と聞かれる場合がある様です。

英語がわかる場合であれば、不満だった理由を正直に教えてあげるのもお店の為になりますのでいいですが、英語に自信がない場合には、チップを置いていったほうが安心ではあります。

私は、余程の悪い接客を除き、店員や店側に不満があった場合でも、最低3ドルはチップを置く様にしています。やはりチップは心が現れるものですので、ご自分のできる範囲で、少しでも気持ちがあればチップを渡す様にしたらいいかと思います。

「不満な接客を受けたら1セントを置いて帰れ。」は間違い!!

よく、「不満な接客を受けたら1セントを置いて帰れ。」と言いますが、私はそれはおすすめしません。1セントを置いて帰るのは、何もチップを置いて帰らないより悪いです。何故ならば、1セントだけを置いて帰る行為は、店側に「嫌味」として受け取られるからです。かえってトラブルになる可能性もありますので、1セントだけ置いて帰るという皮肉じみた行動は避けたほうがいいです。

その他のチップを払わないケース

今回は、レストランを例に取り上げましたが、デリバリーなどの場合は、チップをもらうまで帰らない従業員もいますので、数ドル渡せる様にしておきましょう。

また、ホテルでのチップは、基本的には無理をして払わなくていいと思います。

実際に、私はホテルでの滞在ではチップを払わないことのほうが多く、アメリカ人の旦那も、「ホテルでは払わなくていいよ。」と言います。

レストランや、ラウンジを利用する場合は別ですが、部屋にチップを置いたり、荷物係にチップを渡すのであれば、せいぜい1ドルか2ドルで十分です。

タクシードライバーなどには、事故など余程危険な思いをしない限り、チップは払ったほうがいいかと思います。ウーバーなどは、チップをアプリから支払いができるので、チップを払わない場合もドライバーの人と気まづくなったり、車から降ろしてもらえないなんて事はありませんが、通常のタクシーの場合はチップを払わないとトラブルになることもある様ですので、注意が必要です。

その他、基本的なチップの渡し方やチップの相場などに関しては、こちらの記事で確認してくださいね!

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アメリカ チップは払わない? まとめ

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いかがでしたか?

アメリカに旅行にいらっしゃった際は、ご自身の気持ちがあれば、是非受けたサービスに対してチップを払っていただきたいものですが、サービスが悪かった場合には、無理にチップは払わなくていいかと思います。

むしろ、サービスが悪かったのに、余計にお金を支払うだなんてあってはいけない事だと思います。

ご負担にならない程度で、できる範囲でチップをし、快適にご旅行をお楽しみいただきたいと思います。

読んでくださいましてありがとうございました。